選手会長、楽天・嶋、松原氏死去に沈痛
労働組合・日本プロ野球選手会事務局長の松原徹氏が20日午後4時59分、ぼうこうがんのため神奈川県川崎市内の病院で死去した。58歳だった。
同選手会の会長を務める楽天・嶋基宏捕手(30)が22日、QVCマリンフィールドでのロッテ戦後に会見を行った。嶋は「松原さんは日本の野球界を良くしようと、自分の身を削りながら毎日毎日やってくれた。野球界の発展のために選手と一緒に頑張っていただいて感謝しています」と沈痛な面持ちで言葉を絞り出した。
松原氏の体調が良くないことは、本人から聞いていたといい「『これからの野球界を任せた』と話をしてくれた。野球界を良くしようと思って、活動していただいて、その思いを選手全員が感じないといけない」と話した。
松原氏は日本プロ野球選手会の事務局長として史上初めて、04年の球界再編問題でストライキを敢行した。