日本 米国に11年ぶり白星 佐藤が完封

 「U-18W杯・1次ラウンドA組、日本3-0米国」(29日、舞洲)

 日本が初戦のブラジル戦に続いて連勝。世界選手権で3連敗中だった米国に対し、04年以来、11年ぶりの白星をマークした。

 日本は0-0で迎えた五回、1死二塁から津田(浦和学院)の右前適時打で1点を先制。さらにオコエ(関東一)が一塁内野安打を放つ間に、船曳(天理)が二塁から一気に生還した。

 これで終わることなく、今度は二塁走者のオコエがけん制球に誘い出されながらも、相手の送球ミスに乗じて二塁から一気に生還。際どいタイミングだったが、絶妙のスライディングで捕手のタッチをかいくぐった。

 打線は八回まで米国投手陣に毎回となる14三振を奪われた。それでもワンチャンスをしっかりとものにし、勝利をたぐり寄せた。

 投げては今夏甲子園大会の準優勝右腕・佐藤(仙台育英)が、大会3連覇を目指す米国打線を相手に5安打完封勝利。五回には1死満塁のピンチを招いたが、フォークで二ゴロ併殺打に打ち取って鮮やかに脱するなど、スコアボードに9つの「0」を並べた。

 「(米国には)前回大会でやられたので、悔しさを持って大会に入った。全チームにいい報告ができると思います」と西谷監督。完封した佐藤については「一人で投げきるということは考えていなかったが、代えようと思うときがありませんでした。佐藤の好投に尽きると思います」と話していた。

 快足で魅せたオコエは五回に生還した場面について「ミスから始まった走塁なのでまだまだ」と反省。「(けん制で)日本ではボークを取られるようなフォームでも国際大会ではアリなので、まだまだ対応しきれていない」と今後への課題を挙げていた。

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