「交流戦、日本ハム４－２中日」（３０日、札幌ド）

　日本ハムが逆転勝ちで連敗を２で止めた。１点ビハインドの六回、浅間の右線適時二塁打で同点。さらに大野の右線適時打で勝ち越しに成功。七回には中田の１８号ソロで突き放した。

　先発大谷は８回を３安打２失点で開幕から無傷で両リーグトップの７勝目。今季最多の１３奪三振だった。九回を締めた増井が１２セーブ目。

　中日は三回までに大谷から２点先取したが、四回以降は追加点を奪えなかった。先発吉見は３回を２安打無失点で降板。中継ぎ陣が逆転を許した。

　試合後、お立ち台に上がった日本ハム・大谷は「前半はどうなるかなという気持ちと、その後はうまくリードしてもらって長い回を投げることができてよかった」と女房役の大野に感謝。連敗ストッパーで“エース”と呼べる活躍を果たし、場内から大きな拍手が起こったが「うれしいですけど、まだまだ足りないと思うので、もっともっと勝てるように頑張りたい」とさらなる活躍を誓った。

　３１日の２戦目は有原が先発する。「あした有原さんが勝ってくれると思うので、何とか打席でも頑張りたい」と新人右腕にプレッシャーをかけながらも、打者・大谷としての貢献を約束していた。