宣銅烈監督が再契約6日後に辞任のワケ
韓国で、KIAタイガース・宣銅烈監督の電撃辞任が球界を揺るがせている。
朝鮮日報は「契約更新した宣銅烈監督、ファン反発で辞任」の見出しで、辞任の裏にファンの“声”があったと報じた。
かつて中日の守護神として活躍したこともある宣銅烈監督は、中日で活躍後に引退。2005年にサムスンの監督に就任し、2年連続で優勝するなど7年間務めた。2012年から故郷のチームであり、古巣でもあるKIAの監督に就任した。
大きな期待を受けての就任だったが、初年度が5位に終わると昨季、今季と2年連続で8位に低迷。それでも球団は再建を託し、10月19日に2年契約で再契約したが、6日後の25日に自ら辞任を申し入れた。
朝鮮日報によると「来季も不振なら辞任も辞さない」という不退転の決意を示したメッセージを球団ホームページに掲載したが、これに対してファンからは「不適切な掲載物」として「報告する」をクリックされ、削除される事態に陥ったという。
これらを受けて、再契約から6日後に辞任という異例の事態となった。
1996年に中日入りした際には“韓国の長嶋茂雄”と称され、韓国球界でも特別な存在と言われてきた宣銅烈。あまりにも悲しい辞任劇だ。