高橋由のフェンス間際プレーでビデオ判定

 「巨人6‐3中日」(8日、東京ド)

 フェンス間際の打球でビデオ判定が行われた。六回無死二塁、中日・エルナンデスが左翼後方へ鋭いライナーを放った。左翼手の高橋由はフェンス間際でジャンプして好捕。アウトの判定が下されたが、中日・谷繁監督は打球がフェンスに接触してからグラブに収まったと抗議。ビデオ判定に持ち込まれた。

 際どいプレーだったが、ビデオ判定でも「アウト」のジャッジ。巨人は5‐0とリードして迎えたこの回、中日・大島のソロ本塁打で1点を返され、なお無死二塁と反撃されていた。取れなければ、さらにもう1点を返されていただけに、ピンチを防いだ高橋由のビッグプレーに東京ドームから巨人ファンの大歓声が起こった。さらに六回には貴重なダメ押しのソロ本塁打を放った。

 攻守に大活躍した39歳のベテランは「必死になって追いかけて、グラブに入ってくれた。怖さとかはなく、打球が飛べば追いかける。久しぶりのスタメンでいい仕事ができた。(本塁打の場面は)何とか塁に出ようとバットに当てる事を考えた」と会心の表情だった。

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