「確実に三塁打だった」ロバーツ監督、大谷の快足を絶賛しながら走塁ミスにチクリ「前に人がいること頭に入れて」

 「ドジャース7-1カージナルス」(28日、ロサンゼルス)

 武器の快足が裏目に出た。ドジャースの大谷が初回の打席で右翼線に放った打球を見て一気に一塁を蹴った。今季初の長打。さらに加速して二塁を回った。

 ところが、前を走るベッツが三塁ストップ。二塁を回り切ったところで気づいた大谷は急ブレーキを掛けたが、帰塁には間に合わないと判断し、三塁でタッチアウト。好機拡大に失敗するプレーになったが、地元ファンは拍手と歓声でベンチに戻る背番号「17」を称えた。

 試合後の大谷は本拠地で迎えた開幕戦を「興奮はしてました」と振り返った。走塁ミスと問われると、「ちょっと僕の方が早めにターンしてた(二塁を回った)ので、ディーノ(・イブル三塁コーチ)がジャッジをしたときに僕が止まる、そこは僕がムーキーの方(動き)に合わせないといけなかった」と反省。「キャンプ中にそういうシチュエーションはなかったので、きょう確認して、次に修正したいなと思ってます」と前を向いた。

 試合後のロバーツ監督は「非常に足は速いが、同時に前に人がいることを頭に入れておかないと」と言って報道陣を笑わせた後、「あれは確実にスタンディング・トリプル(滑り込む必要のない三塁打)だった」と感想。さらに「後ろ(3番)にフレディ(・フリーマン)がいる状況で一塁走者を本塁でアウトにしたくない。だから、前(の走者)に注意してないといけない」と、ベッツを三塁で止める狙いを明かした。

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