ロイヤルズ勝ちタイ 青木は途中交代
「ワールドシリーズ第2戦、ロイヤルズ7-2ジャイアンツ」(22日、カンザスシティー)
ロイヤルズがジャイアンツに7-2で勝って対戦成績を1勝1敗とした。「2番・右翼」で出場したロ軍の青木宣親外野手(32)は3打数無安打で2戦連続ノーヒット。攻守で見せ場をつくれず、2-2の六回の守備で交代した。
一挙5点を奪って勝負を決めた。完敗した前夜の借りを返す六回の猛攻。本拠地で勝敗を五分に戻した青木は「すごく大きな勝ち。これでチーム全体が落ち着いたプレーができると思う」と安どの表情を浮かべた。
シリーズ初勝利への喜びを口にしたが、心の底から笑えなかったのは2試合とも出塁さえできていないからだ。この日は3打席とも積極的に早いカウントから打って出たが、結果はついてこなかった。「紙一重。甘いところを振ろうとしているのは間違っていない」。試合後は自分に言い聞かせるように言った。
最後にヒットを打ったのは、14日(同15日)のオリオールズとのリーグ優勝決定戦第3戦だ。連続無安打記録は3戦10打席(死球含む)となった。
途中交代したことに「悔しさはある。チームに貢献できてる感じがしてない」と青木。24日(同25日)の第3戦は舞台を敵地サンフランシスコに移して行われる。「結果はなんでもいいから(塁に)出たい。なんとかしたい」と強い気持ちを見せた。