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イチロー“ムネいっぱい”適時打&4号ソロ

 本塁打を放ち、川崎(奥)と抱き合うマリナーズのイチロー(共同)
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 本塁打を放ち、川崎(奥)と抱き合うマリナーズのイチロー(共同)

 「エンゼルス5‐8マリナーズ」(6日、アナハイム)

 マリナーズのイチロー外野手(38)が、エンゼルス戦で5打数2安打2打点3得点。2点を追う六回2死一、三塁の場面では4戦21打席ぶりの安打となる左前適時打、続く八回には右中間席へメジャー通算99本塁打となる4号ソロ。逆転勝利の立役者となった。

 長いトンネルを抜けた。メジャー自己ワーストの20打席連続無安打&無出塁で迎えた六回。2点を追う2死一、三塁の場面でイチローが1ボールから外角シンカーを左前へ運び、三走を生還させた。

 4試合ぶりの快音。塁上ではいつもどおり表情を変えることはなかったが、心の中ではベンチで喜ぶ川崎に感謝していた。

 「昨日ぐらいからムネとは技術的な話をしたり、愚痴にも付き合ってもらった。この2日間はいろんな話をしたので、(安打の後は)そういう感情はありましたね」

 6月に入って打順が3番から1番に変更。その直後に快音が途絶えた。よりよい打撃感覚をつかむために微調整を繰り返す中で「迷いもありますよ、そりゃそうですよ」とイチロー。だからこそ、川崎の存在が心強かった。

 「ムネは僕のことを一番見てくれている世界一の人間。だれよりも僕のことを知っている。僕の強いカードですよ」

 八回の打席では初球チェンジアップを完璧に捉えて4号ソロ。ベンチで仲間たちに祝福のハグを受け、笑みをこぼした。

 結果が出なかった3試合を振り返り「周りが(雰囲気を)重くしてくれましたからねぇ。言っても3試合ですから。うっとうしいですよ」とイチロー。昨季も5月から6月にかけて苦しみ、打率が2割5分台まで落ち込んだ。同じ轍(てつ)は踏むまい。ここから反撃が始まる。

(2012年6月8日)

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