野村萬斎演出、狂言でしかできない舞台

映画やテレビでも活躍する狂言師・野村萬斎が、父で人間国宝の野村万作ら「万作の会一門」と、京都在住の狂言師「茂山一門」とともに、4月22日に「フェスティバルホール」(大阪市北区)で『祝祭大狂言会2017』を開催。演出もつとめる萬斎が、1月18日に大阪市内で会見をおこなった。

「オーソドックスな狂言のおもしろさは、茂山家の『千鳥』でしていただける」からと、自身は落語のように4~5人をひとりで演じ分けて語る一人芝居がある一方、総勢約40名ほどの役者が登場し「運動会を見てるよう」と評す賑やかな舞台も。「1人でやるお能はないし、40人のもない。一種歌舞伎的なおもしろさにも通じる」と、ほかの古典芸能と比べても狂言だからこそ見せられる内容になるという。

メインとなる『唐人相撲』は、茂山家のお家芸で『唐相撲』と呼ばれる演目。「父の70歳のお祝いのときに作ったのが我々の最新バージョン。うちは個性の強い人はおりませんので、茂山さんとは違いアンサンブルで見せていく。集団心理などの構成のなかで、弱者と強者が戦うときに狂言の目線はどちらにあるのか、演出をほどこす。また衣裳も統一し、新調しています」と、関西で馴染みある演目との違いを話す。

唐に滞在していた日本の相撲取りが、皇帝の前でバタバタと臣下を倒し、あげくは皇帝自身が勝負を挑むという物語。「中国の方が見たら嫌な感じと取られかねないのですが、狂言というのは弱者にこそスポットを当てる。負けるが勝ちと言った目線を強調した」と、ひと味違った演出になるという。チケットはS席8000円、A席6000円、B席3500円、各プレイガイドで発売中。

(Lmaga.jp)

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