それいゆ70周年記念、姫路で中原淳一展
敗戦の翌年、1946(昭和21)年に創刊された雑誌『それいゆ』。その創刊70年を記念した企画展『それいゆ創刊70周年記念 中原淳一展-美しく装うことの大切さ-』が、12月4日まで「姫路文学館」(兵庫県姫路市)で開催されている。
中原淳一は、画家、ファッションデザイナー、編集者、スタイリストなどマルチアーティストとして活躍。「女性が美しく装う」ことの大切さを提唱し、戦前・戦中・戦後を通じて女性の美意識に影響を与えた。本展では、中原がとくに力を注いだ雑誌の仕事を紹介し、『それいゆ』『ひまわり』『ジュニアそれいゆ』などの表紙絵や挿絵の原画、雑誌の付録などを多数展示している。
雑誌『それいゆ(創刊時はソレイユ)』は、女性に夢を持ってもらおうと、今あるものでできるおしゃれの工夫を紹介。またティーンエイジャー向けの『ジュニアそれいゆ』では、女性として身に着けるべきマナーや言葉づかいを掲載するなど、それぞれファッションだけでなく精神的な美しさを養ってもらいたいという中原の願いが込められている。
会場に訪れているのは、現代においても斬新で美しい中原のデザインを愛する若い女性や、当時を懐かしむ世代、また舞台『それいゆ』で主演を務めた中山優馬のファンなど、幅広い世代。「(中山優馬ファンの間では)ツイッターなどで、以前から話題にあがっていたようです。中原淳一のメッセージが舞台化されているとのことですが、本展でも彼の言葉が添えられています。合わせて観て、彼の想いを感じていただければ」と同館の担当者は話す。料金は、一般600円、高大生400円、小中生200円。11月には、中原が愛したシャンソンのコンサートなども予定されている。
取材・文・写真/合楽仁美
(Lmaga.jp)
