伊藤玲奈 家族イラスト&誓いの言葉入り 親友が手がけたお気に入り

 親友と家族の思いが詰まったヘルメット
2枚

 【第179回】伊藤玲奈(30)=福岡・111期=

 ヘルメットのデザインは高校3年間ずっと一緒だった親友が手がけたもの。自身とともに夫の後藤隼之(東京=109期)、長男の遥(はる)ちゃん、長女の璃美(りよ)ちゃんが描かれている。21年7月、璃美ちゃんを出産後の産休明けから使用している。「もともと絵が上手で(今回のヘルメットが)2回目。前のは上の子(遥ちゃん)だけで、ひよこのかぶり物をしていました」。今回は家族4人が勢ぞろいでデザインされた。「やはりいいですよね。最近は寂しいから写真を持ってこなくなりましたが、この絵がありますから」。レースのために家を離れていても、心の拠り所となっているヘルメットだ。

 前回作から、もう一つ付け加えられたものがある。“笑っとけ いいから笑っとけ!!”のフレーズだ。「高校で一緒のときに(親友と)2人で考えた言葉です。『これを付けてほしい』とお願いしました」と振り返る。青春時代に、親友と誓った言葉。どんなときにも初心に返れるメッセージと言える。「(成績は)正直、良かったり悪かったり。でも支えになっています」。

 昨年11月の戸田でのレース中の事故で左大腿骨開放骨折の重傷を負った。6月11~16日の下関オールレディースで7カ月ぶりに戦列に復帰したばかりだ。笑っていられない、苦しい日々を過ごしたはずだが、励みとなったのは間違いない。親友、そして家族の思いが込められたヘルメット。「一走一走、悔いなく走ること」を胸に、レースに臨んでいく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ヴィーナスレーサーの秘密最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス