【ボート】オールスターV平本勢い乗る

 「赤城雷神杯・G1」(4日開幕、桐生)

 近年の赤城雷神杯は地元勢が幅を利かせている。過去13年に限れば、群馬支部勢が9回も優勝。残る4回中2回も東京支部が制しており、地の利の大きさは無視できない。

 主役はもちろん山崎智也だ。桐生では98年SG・オールスターを制し、G1はなんと9回も優勝。通算V80のうち、24回を地元で挙げている。今年は4月の当地G1ダイヤモンドカップをV。2月多摩川の関東地区選手権、5月平和島の周年で優出と相変わらず安定感はピカイチ。昨年のMVP男が、切れ味鋭いターンで今シリーズを引っ張るはずだ。

 強敵はディフェンディングチャンピオンの毒島誠。昨年は初日から4連勝と予選トップを快走し、準優、優勝戦もきっちり押し切った。今年はF休みで2月後半から復帰して、ここまで優出5回でV2。5月29日時点で賞金ランク99位と出遅れているだけに、地元周年記念から急浮上を狙う。

 埼玉・東京支部での要注目は桐生順平。今年は関東地区選手権、平和島周年とG1・2勝。賞金ランク3位と好位置をキープしている。桐生では一般戦V3ながら、G1で3回優出。当地での勝率もメンバー中4位と好成績を残しているように相性はいい。

 遠征勢もかなり層が厚い。最も勢いに乗っているのは、5月尼崎のオールスターを制した平本真之だろう。桐生では優勝こそないが、13年赤城雷神杯の優勝戦でカドから篠崎元志の2着に入るなど優出4回とまずまず。オールスターで優出した岡崎恭裕は桐生が大得意。今年2月に初優勝を飾ると、4月ダイヤモンドカップでも優出2着。桐生での勝率&2連対率は、ともに山崎に次ぐ2位とハイアベレージを誇っている。

 さらに、桐生で行われたSGを2勝している瓜生正義、昨秋のダービーで悲願のSG初Vを飾った守田俊介、昨春の桐生G2・MB大賞での優勝から輝きを取り戻した笠原亮、今年2月の住之江周年Vと相変わらず堅実な田中信一郎あたりもV争いに加わってきそうだ。

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