【ボート】グラチャンカウントダウン6

 「グランドチャンピオン・SG」(21日開幕、蒲郡)

 ひとつ先の話になるが、次回SGのオーシャンカップ(7月13~18日)は鳴門で開催される。鳴門では1958年に全国地区対抗競走を実施したことはあるが、現行のSGの開催は初めてという記念大会。だがその出場メンバーに、地元の徳島支部の選手は1人もいない。ただ、枠はひとつだけ残されており、それが今回グラチャンの優勝者。田村隆信と市橋卓士の2人が、この狭き門に挑戦する。

 面白いのは市橋だ。昨年の当地メモリアルでSG初優出。「蒲郡は大好き。Sが決まるイメージだし、エンジンもよく仕上がる」と抜群の相性を口にする。

 もちろんSGでの優勝経験がないだけに、今回をオーシャンCの勝負駆けと位置づけるにはハードルが高すぎる。それでも「意識は置いてますよ。言える立場じゃないが、可能性がある限りは。静かなる感じでね」と目を輝かせる。今月の鳴門周年でF。厳しい状況にはなったが、地元愛を見せるためにも気合満点だ。

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