【皐月賞】ダイヤモンド無敗戴冠だ
「皐月賞・G1」(17日、中山)
3戦3勝のサトノダイヤモンド。いずれも横綱相撲で勝利を収めている。重馬場の新馬戦は好位から楽に抜け出して快勝。2戦目は上がり3F33秒9の瞬発力を見せ、前走のきさらぎ賞では2着馬に0秒6差をつけて重賞初Vを決めた。
「どんな競馬にも対応できる。メンタル面がしっかりとしているのが長所です。この馬を初めて見た時からオーラがすごかった。王様のような雰囲気でした」と池江師は目を細める。
無敗での皐月賞制覇となれば父泰郎さんが育て上げた05年ディープインパクト以来の快挙。偉業に向けての調整は万全だ。1週前追い切りに騎乗したルメールにもその感触は伝わった。「とてもいい。放牧から戻った時は少しスリムな感じがあったが、今は筋肉がしっかりと付いてきた。これならレース週はゆっくりと追い切ればいい」。1冠目に向けて態勢は整いつつある。
11日、報道陣に対応した中澤助手は「先週、びっしりと追った効果でさらに良くなっている感じがありますね」と上積みを強調。好ムードで大舞台に臨む。