【大阪杯】ブラック仕上がった

 「大阪杯・G2」(4月3日、阪神)

 準備は整った。昨年の菊花賞馬キタサンブラックが30日、朝一番の栗東CWを躍動。先行するワンダラーズ(3歳未勝利)を2馬身追走し、直線はインから馬なりの手応えで併入に持ち込んだ。

 余力十分に6F84秒8-39秒3-12秒3。騎乗した黒岩(レースは武豊)は開口一番「いいですね」と笑顔を見せた。「結構やっているので、けさは馬なりで(6F)85秒ぐらいの指示。ストライドが大きく、気のいい馬なので、自然と時計が速くなりますが、それだけ具合がいい証拠でしょう」と仕上がりの良さを強調した。

 今回、初コンビを組む武豊は、16日の2週前追い切りに騎乗。「乗りやすい。柔軟ですね」と好印象を得ている。阪神芝2000メートルは初めてだが「コースは合いそう。距離もいいね」と好戦を描き、「相手はそろったけど、ここでどこまでやれるか」とレースを心待ちにしていた。

 先週行われた日経賞では、有馬記念の優勝馬ゴールドアクターと2着サウンズオブアースがワンツーフィニッシュ。レベルの高さを証明して見せた。「馬体に大きな変化はないけど、順調なのが何より。あとはジョッキーに任せます」と清水久師。大阪杯7勝目を狙う名手が、有馬3着馬を始動戦からVへと導く。

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