【富士S】アラジン存在感十分

 「富士S・G3」(24日、東京)

 新マイル王候補のサトノアラジンが21日、秋初戦となる富士Sに向け栗東CWで存在感を示した。いつも通りダイナミックなアクションで加速。5F68秒2-38秒1-12秒1を計時した走りには、重さを感じなかった。

 「放牧先でもしっかりと乗ってきましたが、大型馬ですからマックスという感じではまだありません。1回使って良くなってくれればと思いますが、距離的にはやはりここしかないですし、東京も悪くありませんからね」。520キロを超す大きな馬体には、まだ若干の余裕がうかがえる、と池江師は話す。だが、1着馬に与えられるマイルCS(11月22日・京都)の優先出走権は、是が非でも確保しておきたいところだろう。

 主戦のルメールは「1800メートル(前走エプソムC=2着)は、ギリギリの距離。やはり1600メートルの方がいいですからね」と距離適性の高さに大きな期待を寄せた。タイトルをつかんでマイルの頂上決戦へ。まずは府中で豪脚を放つ。

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