オンリー来年ドバイ→キングジョージへ

 今年のダービーを制したワンアンドオンリー(牡3歳、栗東・橋口)の前田幸治オーナーが13日、寄付金贈呈のため訪れた福島競馬場で、同馬の今後の予定に関して発表。今秋は神戸新聞杯(9月28日・阪神)で始動し、菊花賞(10月26日・京都)へ向かうが「その2戦の内容次第では」と、来年はドバイシーマクラシック・UAEG1から、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS・英G1への挑戦を検討していることを明らかにした。

 以前から陣営はキングジョージへの参戦プランを描いていたが、この日、新たにドバイ遠征にも言及。父ハーツクライも5歳時の06年にこの海外2鞍を転戦し、ドバイ‐は4馬身1/4差で完勝、キングジョージは3着。父の蹄跡をなぞって大きな飛躍を遂げるか、今後の動向が注目される。

 同オーナーは、昨年のダービーを制したキズナ(牡4歳、栗東・佐々木)に関しても今後の予定を発表。12月にも栗東へ帰厩し、来年は京都記念で始動、その後は天皇賞・春と宝塚記念を使って、秋には凱旋門賞へ再挑戦するプランを明かした。その全戦を武豊とのコンビで臨む。

 なお、キズナの前田晋二オーナーから福島県に災害復興寄付金として、また前田幸治氏から福島市にふるさと復興応援寄付金として、それぞれ1000万円が贈呈された。

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