湯川れい子氏 つんく♂の声が聞こえた

 喉頭がんのため昨年10月に声帯を摘出したつんく♂(46)が作曲した子守唄「うまれてきてくれて ありがとう」の制作発表が21日、都内で行われ、音楽評論家で作詞家の湯川れい子氏(79)が、つんく♂の声が聞こえたことを明かした。

 日本子守唄協会創立15周年記念曲で、同協会の会長である湯川氏は作詞を担当。歌唱するクミコ(60)を交え、つんく♂と数回打ち合わせを行ったという。つんく♂はパソコンに文字を打ち込み、画面で意思表示。身ぶり手ぶりを交えていたというが、「そうですね」「OK」など「声帯をなくされていたけど、音として聞き取れた言葉があった」と話した。

 つんく♂は声帯の代わりに食道の一部を振動させる「食道発声法」に取り組んでおり、成果はしっかり現れているようだ。

 同曲はクミコが9月2日に発売する。

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