【大場久美子 1】波瀾万丈の人生を本能のままに綴っていきます
伝説のトップアイドル、大場久美子が毎週日曜日付のコラムで登場します。親友の林寛子からバトンを受け継いだクーミンこと大場久美子がさまざまな題材を語り尽くします。
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人生は波瀾(はらん)万丈「今を生きる」ことは、だから面白い。
コラムの連載!私が!?ひきこもりで学校にもほとんど行けていないのに。世の中に言いたいことや伝えたいことは山ほどあるけれど。自分の感情をそのまま文章にすると、今まで思い描いてくださっていた大場久美子像とはまったく別人の私が飛び出してくるかも。
昭和35年1月6日埼玉県川口市に生まれた。名前は「久美子」。命名してくれたのはお産婆さん。私が生まれた瞬間父が私の顔を見て思いつきでいくつかの名前を紙に書き並べ「お産婆さんどれがいい?」と聞くと、久美子を指さしてくれたそうで。
父は昔ながらの頑固一徹な人で、どこかのテレビドラマのように沸騰したらちゃぶ台返しは日常茶飯事、瞬間湯沸かし器なのだ。そんな日本古来な父だから男中心の家に女の子が生まれてきたからガッカリされた。
私が人間として出発してすぐに心臓疾患が発覚。手術をしなければ命はないと医師に宣告されたが、手術代なんてないし生まれたばかりの赤ん坊にメスを入れるくらいなら死んだ方がマシと放置したら自然治癒。天ぷらを揚げている傍らに近づき体半分頭から熱油をあびた。男性がバットで素振り中、バットの先端が私の頭に直撃、意識不明に。銭湯の湯の中で足を滑らせ溺れた。
ちょっと思い出すだけで、まあなんとも半端ない波瀾万丈な人生の始まりなのだ。何度も命の危機にさらされても生還してきた私。もう何が起きても動じないと思っていたのに、コラム連載への抜てきは、ちがった意味で、感情表現が苦手な私にとって一大事なのだ。
親友のカンコ(林寛子)からのバトンタッチに感謝して、読んでくださる皆さまに平伏して、本能のままに文字を綴(つづ)れたらと思います。
◆大場久美子(おおば・くみこ)女優、歌手、心理カウンセラー、フットリフレクソロジスト、音楽健康指導士。埼玉県川口市出身。1978年、ドラマ「コメットさん」で主役を務め、ブロマイド売り上げが2年連続1位となり、トップアイドルの座を不動とする。
