１２月３１日をもって解散するＳＭＡＰが「第６７回ＮＨＫ紅白歌合戦」（３１日、後７・１５）に特別枠で生出演する可能性が消滅状態にあることが２２日、分かった。２６日に最終回を迎えるフジテレビ系「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ」（月曜、後１０・００）の生出演も消滅が決定的。両番組共にこの日までにメンバーから回答を得られず、準備期間も残り少なくなっていることから生出演の可能性は極めて厳しい見通しとなった。

　フジテレビ関係者によると、スマスマは２３日から始まる３連休までに美術やメークなど関係者との日程など生放送に向けた発注作業を終えたかったが、結論は出なかった。メンバーの中居正広（４４）や香取慎吾（３９）らとの交渉は難航しているといい、「そろそろ作業をまとめないといけない。急転、『やります』となれば当然、対応しますが…」と手応えの薄さを口にした。

　スマスマの生放送が厳しい状況となったことから、別の関係者は「スマスマでの生出演が実現すれば紅白出場も少しは可能性があったかも」と指摘。９６年４月から２０年放送した５人唯一のレギュラー番組・スマスマでの生出演なくして、紅白の出演はないとした。紅白に向けて、メンバーが準備をしている気配もなく、関係者は「紅白用の衣装を発注したという話も聞いていない。物理的にも厳しい」と明かす。

　現状では、２６日スマスマ最終回での「世界に一つだけの花」がＳＭＡＰラストステージとなる。最後まで交渉を続けるＮＨＫはビデオメッセージや収録に望みをかけ、ＳＭＡＰ総集編放送など生以外の対応を考えていくことになりそうだ。