記事の無断転用を促したり点検を怠ったりするずさんな運営が発覚し、全ての情報サイトを休止したディー・エヌ・エー（ＤｅＮＡ）の守安功社長は７日、問題発覚後に初めて会見し「成長を追い求めて正しい情報への配慮を欠いた」と原因を説明。「心よりおわびする」と謝罪した。「信頼回復に全力を尽くすのが私の責任。辞めるつもりはない」と話し、続投する方針を示した。創業者の南場智子会長も同席し「どうして自浄作用が働かなかったのか、しっかり立て直さないといけない」と話した。

　ＤｅＮＡは医療情報の「ＷＥＬＱ（ウェルク）」など１０種類の情報サイトを休止し、第三者による調査委員会を設置し詳細な原因を調べる方針。サイトの再開について守安社長は「調査を待って事業について考える」と述べ、明言を避けた。