平幹二朗さん急死 共演中の山田涼介、高嶋政伸ら予期せぬ別れ悲しむ

 舞台やドラマなどの第一線で活躍した俳優の平幹二朗(ひら・みきじろう)さんが急逝した。23日に都内の自宅浴槽で倒れているのを長男の俳優・平岳大=たいら・たけひろ=(42)が発見、心肺停止状態だった。82歳。岳大は24日、コメントを発表して状況を説明すると共に父への思いを明かした。

 また同日、平さんが出演したフジテレビ系ドラマ「カインとアベル」が放送された。通夜は27日午後6時、葬儀・告別式は28日午前11時、東京都港区南青山2の33の20、青山葬儀所で。喪主は岳大が務める。

 突然の訃報から一夜が明け、生涯現役のまま人生の幕を閉じた平さんの“ラストシーン”が、お茶の間に流れた。月9ドラマ「カインと-」第2話の冒頭、「昨日、10月23日平幹二朗さんがお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈りいたします」と急逝を悼むテロップを表示。主人公の祖父・高田宗一郎役を演じた平さんにとって、同級生という設定の竜雷太(76)との登場シーンが、最後の出演場面となった。

 関係者によると、撮影は先月29日に行われ元気な様子を見せていたという。代役は検討中で、近日中に収録予定の第4話に当初、宗一郎が登場予定だったが、変更も含めて調整が行われている。

 共演中の“ファミリー”たちは、予期せぬ別れを悲しんだ。平さんの孫役で主演のHey!Say!JUMP・山田涼介(23)は、所属事務所を通じてコメントを発表。「笑顔、そして、優しくも力強く握手して下さった温もりを忘れられません。もっと近くで平さんの声を聞き、演技を拝見し、たくさんの事を学ばせていただきたかったです。長きにわたり大活躍をされた平さんに心から敬意を表し、このドラマを最後まで走り続けたいと思います」と天国へ誓いの言葉を向けた。

 息子役の高嶋政伸(49)も同様に、「ついこの間、『御自身がおやりになったシェークスピア作品の中で一番面白かった役を教えていただけませんか?』と伺ったところ、『リチャード三世です。悪役は面白いです』と、若輩者の私に優しく答えてくださいました」と平さんとの会話を述懐。2000年の舞台「グリークス」でも共演した、娘役の南果歩(52)はブログに、「久しぶりの再会に、現場で抱き合って笑顔で喜び合ったのも束の間、1話だけの共演となってしまいました」と無念さをにじませた。

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