ふなっしー ピカチュウにライバル心、次なる野望は東京五輪への参加

 千葉県船橋市発のゆるキャラ・ふなっしーが23日、東京・九段下の日本武道館で単独公演「ふなっしー夏祭り2016~梨祭 NASSYI FES.」を開催した。ご当地キャラの武道館公演は初めて。公演前には、世界的ゲーム「ポケットモンスター」の人気キャラ・ピカチュウにライバル宣言した。リオデジャネイロ五輪閉会式に日本を代表するキャラたちが多数出演したことから、次なる野望に東京五輪への参加を挙げた。

 ご当地キャラとして初めて“ロックの聖地”に降臨した、ふなっしーが、打倒ピカチュウを掲げた。

 21日に行われたリオ五輪閉会式では、次回開催都市となる2020年東京五輪の紹介映像が大きな話題を呼んだばかり。人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のマリオ、ドラえもん、ハローキティ、パックマンら、日本ならではの人気キャラクターが登場し、東京五輪を世界にアピール。そんな光景にふなっしーは触発されたようだ。

 ゲストのTHE ALFEE・高見沢俊彦(62)から「次はふなっしーが東京五輪で世界に発信していってほしいね」とハッパをかけられると、キャラクター界の日本代表を目指すことを宣言。「今後の目標は全米全欧」と世界進出を前提にし、「五輪の黄色いところを狙っていくなっしー」とブチ上げた。

 同じくゲストの氣志團、綾小路翔(40)からは「黄色はピカチュウだから大変よ」とリオでのセレモニーに登場しなかったことが話題になった“ライバル”の存在を指摘されたが、船橋在住の梨の妖精から、ゆるキャラ界のトップランナーに登り詰めたふなっしーはまんざらでもなさそうだった。

 武道館は13年のCDデビュー会見で夢として語っていたステージ。過去にはTHE ALFEEのライブに3度ゲスト出演し、2年連続でステージから落下した“因縁の場所”でもある。持ち曲が少ないため、トークコーナーを随所に織り交ぜ「ふなふなふなっしー」など10曲を熱唱。持ち味のハイテンションな挙動で、自身のグッズに身を包んだ1万2千人に“梨汁”を浴びせた。

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