アンジュルム田村 武道館でラスト唱

 女性9人組アイドルグループ、アンジュルムの田村芽実(17)の卒業コンサートが30日、東京・日本武道館で行われた。デビュー曲「夢見る15歳(フィフティーン)」、ヒット曲「臥薪嘗胆」など24曲を熱唱。1752日のアイドル人生を全力パフォーマンスで締めくくった。

 田村はオープニングで「きょうは世界中のどこよりも幸せな空間をお届けします」と1万人に宣言。メンバー8人から旅立ちを描いた楽曲「交差点」を贈られると、全員で大粒の涙をこぼした。

 スマイレージ時代の11年8月、2期生として加入。グループの人気が低迷していた時期だった。14年にシングル「大器晩成」のヒットで人気が回復するまでの不遇な時代を、おっとりキャラとグループ一の歌唱力で、支えたのが田村だった。

 今後はミュージカル女優を目指す。卒業セレモニーでは手紙を朗読して「一人前の表現者として帰ってきます」と約束。「世界中どこを探しても私より幸せな人はいないんじゃないかな」と会場を見渡し、笑顔をはじけさせた。

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