清原容疑者再逮捕 今度は「使用」容疑

 警視庁は23日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)を再逮捕した。1月中旬から所持容疑で現行犯逮捕された2月2日までの間、東京都内などで覚せい剤を使用した疑い。警視庁によると、清原容疑者は「間違いありません」と容疑を認めており、引き続き入手経路などを調べる。また、東京地検はこの日、都内のマンションで覚せい剤を所持したとして同容疑者を起訴した。

 清原容疑者は所持容疑を認めた上で「腕に注射したり、ガラスパイプであぶって吸ったりしていた」と使用も認める供述をし、尿鑑定で陽性反応が出ていた。また2日夜に都内の自宅マンションを家宅捜索し押収したパイプから、覚せい剤の成分が検出されていたことも分かった。警視庁は昨年夏以降、清原容疑者の立ち回り先のホテルや自宅の遺留物から5回前後覚せい剤成分を検出していた。

 清原容疑者は1月31日夜、群馬県太田市のコンビニの駐車場で、密売人とみられる小林和之容疑者(45)=営利目的譲り渡し容疑で逮捕=から覚せい剤約0・2グラムを4万円で購入していた。2人は過去に何度か群馬、栃木両県で接触しており、警視庁は売買を繰り返していたとみている。

 今回、使用容疑で再逮捕されたことで、勾留は期限いっぱいの20日間続くとみられる。そうなると使用罪で3月中旬に起訴される。その後は保釈されるか、保釈されずに初公判まで勾留される可能性がある。たとえ保釈されても、薬物依存症の治療のため入院することもある。

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