女優の北川景子（２９）やアイドルグループ・ももいろクローバーＺらが所属する大手芸能事務所「スターダストプロモーション」が、キャスター業界に本格進出する。多くの人気キャスターを抱える芸能事務所「セント・フォース」や「ホリプロ」に追いつけ追い越せと集められた個性派の“一期生”に直撃した。部署名は「ミラクル部」。局アナ、フリーアナが乱立する戦国時代に“奇跡”を起こすべく、殴り込みをかける。

　松原江里佳（２６）は、札幌テレビ（ＳＴＶ）出身。昨年９月に局を退職するまで、大泉洋らを発掘した「水曜どうでしょう」のように北海道で絶大な人気を誇るバラエティー「ブギウギ専務」に美人秘書役で出演。バラエティーを中心に活躍していた。

　広大な北海道らしく、長距離移動を伴う過酷ロケは日常茶飯事。「６時間近くバスに乗って、お尻が四角くなったこともありました」と、にっこり振り返る体当たりの精神が身上だ。

　「バラエティー番組をやらせてもらっていたので、視聴者の方を笑わせたい。笑いはプライスレス！！です」

　局の新人時代は、おしとやかにしていたが、３年半勤めた局アナ時代の後半は「だいぶ、好きにさせてもらった」という。積み上げたアナウンサーのスキルと、解き放たれたバラエティーの血で“ミラクル”を起こす。