森進一 ジャニーズ舞台に飛び入り熱唱

 今年限りで「NHK紅白歌合戦」を卒業する歌手の森進一(68)が19日、東京・帝国劇場で、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(84)が演出した舞台「ジャニーズワールド」(来年1月27日千秋楽)にサプライズ出演した。第1幕終盤、殺陣の場面で使用されたNEWSの演歌「ありがとう・今」をフル熱唱。ジャニーズの舞台と演歌歌手のコラボは初で、同曲の作詞を「泉らら」名義で森自身が手掛けていた事実も初めて明かす驚きの公演となった。

 “ラスト紅白”を控える森が、ジャニーズの出演者をバックに熱唱した。サビは出演者と一緒に歌唱。夢コラボに拍手が起こると、森は「ホッとした」と胸をなで下ろした。

 サプライズは第1幕終盤。主演を務めるSexy Zoneの佐藤勝利(19)と中島健人(21)が空中で殺陣を披露するなかジャニーズJr.が「-今」を歌い終えると、出演者のA.B.C-Z・河合郁人(28)が「森さん、ステージにお越しください」と呼びかけ、観劇中の森が中央からステージに上がる演出で沸かせた。

 実は2003年、NEWSのために書き下ろされた「-今」の作詞を手掛けていた。当時、本格デビュー前のNEWSに長男が所属。「泉らら」名義で作詞した森は「ペンネームで書いています。『森進一』だとジャニーズとつながらない気がした」と、ポップな名義を使用した。12年の時を経て初めて打ち明ける事実だった。

 生歌唱は自ら志願した。ジャニー社長が初代ジャニーズを手掛けた頃からの間柄。舞台初日前にジャニー社長から同曲使用の連絡を受け、「うれしかった。うちの子供もお世話になった。歌わせてほしいと電話した」。開幕から8日後、コラボが実現した。

 帝劇を経て紅白に。セクゾンで3年連続3度目の出場を果たす佐藤が「(森の卒業は)寂しいですけど、森さんとの紅白も楽しみながらやりたい」と語れば、森も「頑張りましょうね」とエールを送り、紅白での再会を楽しみにしていた。

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