月乃助が新派入団 喜多村緑郎襲名へ

 歌舞伎俳優の市川月乃助(46)が来年1月2日開幕の「新春新派公演」(東京・三越劇場)から劇団新派に入団、同年9月に二代目喜多村緑郎を襲名することになり、16日、都内で会見を行った。月乃助は「大変光栄です。ものすごく身震い、身の引き締まる思いです」と緊張した面持ちで話した。

 月乃助は1988年に四代目市川段四郎(69)に入門。その後は市川猿翁の下、歌舞伎俳優として活躍したが、新派には11年1月に初参加して以来、参加を増やしていた。

 61年に死去した初代喜多村緑郎は人間国宝にも認定された新派の名女形。「初めて背中に大きなものを背負った」と話す月之助の襲名興行は来年9月に東京・新橋演舞場、大阪松竹座で行われる。

 会見には女優・水谷八重子(76)、波乃久里子(69)も同席した。

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