Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅの中島健人（２１）が、映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」（来年２月２７日公開）に主演し、ドＳキャラに初挑戦することが２７日、分かった。同名少女漫画の初実写化で、中島は“黒悪魔”と周囲から恐れられるドＳ男子・黒崎晴人役に演じる。初共演の女優・小松菜奈（１９）ふんするヒロインに「絶対服従」を命じる悪魔級ドＳ男子で新境地を開拓する。

　原作は２０１４年１月から月刊誌「別冊フレンド」（講談社）で連載中の同名少女漫画。コミックは４巻までで累計５０万部を突破する人気作だ。高校の寮などを舞台に“黒悪魔”こと副寮長の黒崎くん（中島）に絶対服従を命じられたヒロインの由宇（小松）と俳優・千葉雄大（２６）演じる黒崎くんの親友で学園のスター“白王子”こと白河タクミとの学園生活が描かれる。

　注目は中島が魅せる悪魔級のドＳっぷりだ。「俺に絶対服従しろ」と言い放ち、逆らった罰として由宇のファーストキスを奪えば、「自分が誰のモノかわかってないみたいだな」などと高飛車で強引なセリフを次々と言い放っていく。

　１０月開始の撮影を前に漫画を読んだ中島は「『スリーＳ』でした。スーパー・すごく・Ｓ。（黒崎くんは）比較的すぐ言動に出すタイプじゃない。目の演技で色々訴えられたら。目力を大事にしていきたい」と衝撃を受けながらも演技を想像。映画のラブストーリーも初挑戦で、「全力で挑みたい。この映画で初めて『ブラックな中島』を見ていただけるんじゃないかな」とドＳ開眼も予感した。

　黒崎くんに腹を立てながらも惹かれていく由宇役の小松は「こんなにドＳなものは初めて読んだ。新しいチャレンジになる」と意気込めば、白王子役の千葉は「普段の自分にも『王子』要素なんてみじんもないんですけど、なけなしの王子感を出していきたい」と気合。初共演の３人が新たなラブストーリーを作り上げていく。