長渕剛 涙の完走、ライブ9時間超
シンガー・ソングライターの長渕剛(58)が22日夜から23日朝にかけて、静岡県富士宮市の「ふもとっぱら」で「長渕剛 10万人オールナイトライヴ2015」を開催し、午後9時から9時間超のライブを完走した。何度も観客に「富士山に朝日を引っ張り出そう」と呼びかけた長渕は、終了直前の午前5時半過ぎに富士山から昇った朝日を10万人と迎え「皆の思いが富士の女神に届いた」と絶叫。ファンと喜びを分かち合った。
奇跡的だった。クライマックス、富士山を覆っていた雲がきれいに消えた。長渕が「富士の国」を絶叫するように歌い続けるステージに注ぐように左山すそから朝日が差す。
「おい!日が昇った!日が昇った」。長渕は何度もその方向を指してファンに訴え、目を潤ませた。その声に会場が一体となって喜びを分かち合った。「富士山から朝日を引っ張り出そう!そうすれば何かが変わるかもしれない」と言い続けたライブの、感動的なフィナーレだった。
2004年8月、鹿児島・桜島で7万5000人を集めてオールナイトライブを開催した。11年後、スケールアップして再挑戦したソロでは最大、自身も最後の機会という夜通しライブ。オープニングはヘリコプターで登場、場内を高級外車で移動し、歌唱する派手な演出を展開した。午後9時の開始から午前6時30分まで、3度の休憩を挟みながらも全44曲を歌いきった。
長渕が「日本の空へ拳を突き上げろ!俺とみんなで最高の伝説を作ろう」と呼びかけ、10万人が何度も大合唱し、雄たけびをあげた。感動的なシーンに「うれしいよ!」と繰り返し、「勇次」の歌唱時には涙も流した。
長渕は「同じ時代に生まれて生きてくれてありがとう。これからもまだまだ行くぞ~!」と絶叫し、幸せな未来に向け「バンザイ!」で締めくくった。桜島に続き、大きな伝説がまた生まれた。
