土屋太鳳「まれ」完走、感謝感涙
NHK連続テレビ小説「まれ」(月~土曜、前8・00)が20日、都内でクランクアップを迎え、ヒロイン・希(まれ)を演じた女優・土屋太鳳(20)をはじめ山崎賢人(20)、清水富美加(20)ら出演者が最終収録後にセレモニーを行った。共演者とくす玉を割るなどした土屋は、涙ながらに支えてくれた周囲に感謝し、今後の成長で恩返しすることを誓った。
出演者が1人ずつ涙ながらにあいさつしていき、最後にマイクを握った土屋は抑えていた感情をこらえきれずに「しゃべれないよ、もう。本当に言葉にならない…」と、涙をあふれさせた。
昨年7月、ヒロインに決定し、日本の朝の顔として体を張ってきた。10カ月に及んだ撮影もこの日、最終回の場面で終わり、「頑張って泣かないようにしてましたけど、やはり泣いてしまいました」と言葉を絞り出した。
放送開始から今月19日までの平均視聴率は関東地区19・3%、関西地区18・9%(数字はビデオリサーチ調べ)。プレッシャーもある中で撮影を乗り越えられた原動力について「朝ドラのヒロインに選ばれたから乗り越えられたと思う。ヒロインをできますか?と言われ『はい!』と言って受けた以上は絶対に完走すると踏ん張ってきた」と語った。
そして、支えてくれた共演者やスタッフに「素晴らしいメンバーに出会えたこと、現場を支えてくれた素晴らしい方々に感謝の気持ちでいっぱいです」とお礼。「まれが夢を目指して歩いていくように、私もこの現場でもらったことを栄養にして、恩返ししていきたい」と、女優としての成長を誓った。
また、高橋練チーフプロデューサーは続編について「ご要望があれば」とし、スピンオフドラマ制作を進めていることを明かした。
