又吉「火花」掲載の「文芸春秋」百万部
文芸春秋は10日、月刊総合誌「文芸春秋」9月特別号(7日発売)を13万部増刷し、同誌が100万部を突破すると発表した。
累計発行部数は105万3000部で、同誌の歴代2位となる。9月特別号には、第153回芥川賞に決まったピース・又吉直樹(35)の「火花」と羽田圭介氏(29)の「スクラップ・アンド・ビルド」の全文と選評が掲載されている。
同社によると、発行部数の歴代1位は、芥川賞を最年少で受賞した綿矢りささん(31)と金原ひとみさん(32)の受賞作を掲載した2004年3月号の118万5000部。これまでの2位は「昭和天皇独白録」を掲載した1990年12月号の105万部だった。
また同社は「火花」の20万部増刷も決め、累計発行部数は229万部に達した。
