TSUKEMEN「個性で勝負する」
今年メジャーデビュー5周年を迎え、4月に初のフルオリジナルアルバム「Op.1~FRONTIER~」を発表したインストゥルメンタル・ユニット「TSUKEMEN」がこのほどデイリースポーツの取材に応じ、新作と、22日に開幕する全国ツアーについて語った。
クラシック出身ながら、ポピュラーとの垣根を越えたオリジナルなアレンジの演奏が人気で、アルバム全てがクラシックチャートで初登場1位。井上真央主演の映画「白ゆき姫殺人事件」やテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演するなど存在感を増している。
これまでのアルバムはクラシック、映画音楽、アニメ音楽、ゲーム音楽といった既存の楽曲も収録していたが、今作は全曲オリジナルの勝負作だ。
TAIRIKU(30)によれば、結成当時から「ゆくゆくはオリジナルでいけるアーティストになりたいね」と話していたといい、「全身全霊で書いた曲が集合しているので、個々の力が強い、ブラジルのサッカーのようなイメージ」と胸を張る仕上がりになった。
3月29日にクラシックの聖地・ウィーン楽友協会コンサートホールで、クロスオーバーのアーティストでは初となるライブを成功させ、「僕らの音楽が認められたことはかなり自信になることだった」(SUGURU)と、自分たちの音楽への確信を深めた3人。
ツアーに向けて「アーティスト単体として聴きに来てくれるお客さんに、仲間になってもらう強い気持ちでやっていきたい。自分たちの個性を前面に押し出して勝負するツアーになると思います」(KENTA)と、試行錯誤を続けている。