２７日にプロ野球のペナントレースが開幕した。１０年ぶりの優勝を目指す阪神へ、芸能界の虎党が開幕３連戦に合わせて日替わりでエールを送る。“第１戦”の女優の岩下志麻（７４）に続き、虎ファン歴３０年の俳優・佐藤隆太（３５）が気合十分に語った。

　「すごくいい流れです。投手陣もそろってますし、他球団に比べて大きな故障者もいない。去年の日本シリーズ出場も、メモリアルの今年に美しくリーグ覇者からシリーズでリベンジを果たすために必要な流れなんだと思います」

　東京生まれだが、祖父の代からアンチ巨人の家系。５歳時の１９８５年に優勝したタテジマに憧れ虎党となったが、少年時代はくだんの暗黒時代も味わった。「兄が大洋ファンで、僕が阪神。互いに５位と６位を譲り合うようなつらい時代でした」と、耐え忍ぶ猛虎愛も培った。仕事が多忙で、現在はテレビ観戦が中心だが、昨年、巨人に４連勝したＣＳファイナル最終戦は「いてもたってもいられず」東京ドームに駆けつけた。

　「僕もこうして足を踏み入れたからには、阪神ファンの皆さんにヤジを飛ばされないようにしないと」。今年、ＡＢＣの阪神密着番組「虎バン」（関西ローカル／土曜、深夜１・１９）のスペシャルナビゲーターに就任。既に和田豊監督や鳥谷敬選手を取材したほか、今後も猛虎の戦いを追う。

　「『お前、なんだあのインタビュー、ふざけんな』とか言われないよう、僕も危機感を持ってシーズンを全うしたいです」

　順位予想は優勝・阪神、２位・広島、３位・巨人で、開幕戦は虎が幸先良いサヨナラ勝ち。優勝のあかつきには「自分で優勝記念グッズを作って、番組でプレゼントします。名義貸しでなく、がっつり自分で。こういうの細かい方なんですよ」と“公約”を掲げた。