作詞家で直木賞作家の山口洋子(やまぐち・ようこ)さんが6日午前1時6分、呼吸不全のため、都内の病院で死去していたことが15日、分かった。歌手の五木ひろし(66)は訃報から一夜明けた16日、和歌山市内のコンサート会場で取材に応じ、山口洋子さんを「売れない私をスカウトし、世に送り出してくださった。今も歌っていられるのは山口さんのおかげです」としのんだ。
コンサートでは山口さん作詞の「よこはま・たそがれ」を熱唱。五木は「お別れを言えなかったのが本当に残念」と涙ぐみながら「声が続く限り、山口さんと一緒に戦い続けたい」と決意を語った。