Chage チャゲアス解散は言及せず

 CHAGE and ASKAのChage(56)が12日、ASKA被告の判決を受けて、公式サイトでコメントを発表した。79年にデビューし、長年デュオを組んできた相棒に対して「本当の自分を取り戻す努力をして欲しい」と切望。薬物で地に落ちたASKA被告の更生を強く願った。

 今年で結成35周年を迎える相棒、そして高校時代から知る友人の復活を心から願った。

 Chageは「皆さまへ」と題して、公式サイトを更新。ASKA被告、そしてファンに向け「あの日、僕はASKAに『自分を大切にして欲しい』という言葉をおくりました」と書き出した。

 ASKA被告が逮捕された直後の5月18日、広島市内で取材に応じ、発言したメッセージをあらためて繰り返すことで、自身の思いを強調した。

 続けて、「僕が知る宮崎重明という一人の男として、きちんと罪を償い、心身の健康を回復し、本当の自分を取り戻す努力をして欲しい。その日が来ることを心から願っております」と、見放すことなく、ASKAが本来の姿になる日を待つ気持ちを伝えている。

 ASKA被告は6月に、Chageも所属する芸能事務所から契約を解除され、チャゲアスは事実上の解散状態。それでもChageが解散について言及したことはない。逮捕前からChageはASKA被告が薬物に手を染めていたことを認知し、やめさせようとして何度もケンカに発展していたという。その気持ちは現在も変わっていないことがコメントからうかがえる。

 Chageは前日11日にソロツアーをスタートしたばかり。仙台での初日には「苦しかったら叫べ!」と自身に語りかけるように観客を盛り上げる一幕もあった。次回公演の16日・Zeppダイバーシティ東京では、あらためて目の前のファンたちに心境を語るものとみられる。

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