水樹奈々 横浜Sでファイナル公演

 フライングする水樹奈々=横浜スタジアム
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 声優で歌手の水樹奈々(34)が3日、横浜スタジアムで全国ツアー「NANA MIZUKI LIVE FLIGHT 2014」のファイナル公演を行った。6月下旬には、急性声帯炎などのどの障害で3公演を中止するアクシデントもあった中、迎えた最終公演。この日限定の演出も繰り出し、代表曲「ETERNAL BLAZE」など27曲を万感の思いで熱唱。完全復活をアピールすると同時に、ツアー中止となった時の心境を、涙で明かした。

 大きなアクシデントもあった中で、迎えたツアーのファイナル。水樹の目には光るものがあった。

 6月1日にスタートした今回のツアー。同月21日の北九州公演初日後に、「急性声帯炎および上気道炎による音声障害」を発症。3公演を中止した。

 「声が出なくなった時は、悔しくてずっと泣いていた」と振り返った水樹。だがそんな時も、ファンの声援が支えになったそうで「みんなと笑顔でいられることは、かけがえのないこと。それを今回のツアーで身をもって感じました」と、涙を流した。

 この日のライブではのどの不安はまったくなし。「最高の夏の思い出を刻み込もうぜ」とパワフルに熱唱。「今日は最高に幸せ」と何度も叫んだ。

 自身初の横浜スタジアムライブ。そしてツアーファイナル。ツアータイトル「LIVE FLIGHT」にちなみ、空を飛ぶ特別な演出も用意された。オープニング曲「VIRGIN CORDE」では、赤い飛行機に乗って登場しアリーナ15メートル上空を空中散歩。さらにライブ中盤とアンコールでは、アリーナ上空領域の70メートル×128メートルを縦横無尽に空中遊泳。3万2000人のファンを魅了した。

 10月15日に新曲(タイトル未定)を発売、来年1月に初のアコースティックライブを行うことも発表した。

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