木久扇 初期喉頭がん…完治まで1カ月半

 落語家・林家木久扇(76)が21日、初期の喉頭がんであることを公表し、放射線治療を受けるため、休養することを発表した。完治まで1カ月半と見込まれており、秋に復帰予定。日本テレビによると、レギュラー出演している「笑点」(日曜、後5・30)を、10月12日放送分(収録予定は9月13日)まで休むとしており、代役を立てずに空席のまま復帰を待つという。

 木久扇は「7月初旬から喉に違和感があり、声が出にくい状態」となったため、精密検査を受けたところ初期の喉頭がんと診断されたという。

 直筆署名の入ったFAXで、「幸い初期でありましたが、放射線治療による完治まで約1カ月半の予定」と説明した。治療期間はすべての仕事を休み治療に専念するといい、「より一層おもしろくなってみなさまの前に帰ってまいりますので、それまでお休みをいただきたく思っております」とコメントした。

 「笑点」は10月12日放送分まで欠席し、代役は立てない。今月27日の放送で、司会の桂歌丸(77)が木久扇の欠席を説明する。

 治療前最後の出演となった20日放送(今月5日収録)の「笑点」では、すでに声がかすれていた。放送前に診断結果は出ていたものの、「視聴者にご心配をおかけしたくない」という本人の希望もあり放送を決定。木久扇は自己紹介で「一生懸命しゃべっているのに声が出ないんです」と語り、隣に座る三遊亭好楽(67)にネタを吹き込む大喜利を披露。病気を逆手に取り、笑いを取っていた。

 木久扇は以前、「病気を知られるのは格好の悪いこと。芸能人は格好をつける商売」と自身の美学を語っていた。2000年、胃がんを患ったときも、ほとんど休むことはなかった。

 今回は落語家の生命線ともいえる声に支障をきたし、治療に専念。早くても復帰は9月下旬となるが、黄色い和服姿で再び笑いを届ける姿が待たれる。

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