上野樹里、新ドラマで“復讐の鬼”に

 女優の上野樹里(27)が、4月スタートのTBS系ドラマ「アリスの棘」(金曜 後10・00)に主演し、復讐(ふくしゅう)に人生をささげる医師を演じることが23日、分かった。不遇の死を遂げた父の敵を討つため、大学病院の悪徳医師たちをメッタ斬る“医師版・半沢直樹”だ。3年ぶりのドラマ出演で、新境地に挑む。

 上野が復讐の鬼と化す。舞台は大学病院。上野演じる主人公の新人医師は、少女時代、医師だった父がえん罪を着せられ、手術を受けている間に不審な死を遂げたという過去を持つ。医師として仕事をこなすかたわら、裏では父の復讐に人生をささげ、心理戦で悪徳医師をたたきのめす。敵を追い詰める前に、父からもらった本「不思議の国のアリス」のキャラクターが書かれた“復讐予告状”を送りつけることがタイトルの由来だ。

 “父の敵討ち”“悪党を失脚させる”など、昨年大ヒットした同局のドラマ「半沢直樹」と共通のテーマもあり、痛快な復讐劇が見どころの1つだ。上野のドラマ出演は、11年に主演したNHK大河「江」以来、3年ぶりとなる。

 映画化もされた「のだめカンタービレ」などで演じた明るい役がはまり役というイメージが強いが、今回は悲しみを背負った孤高のダークヒーロー。TBSの高橋正尚プロデューサーは「オファーを受けてくれなかったら、このドラマはなかった」と脚本が上野で当て書きされたことも明かした。

 撮影は3月上旬開始。オペシーンなどにも挑む上野は「新しいジャンルに一歩踏み込んでいくようなワクワク感があります。彼女の孤独や悲しみなど丁寧に演じたいと思います」と新境地開拓に気合十分だ。共演はオダギリジョー(38)、栗山千明(29)、中村梅雀(58)ら。

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