NHKに映像提供の弁護士を懲戒請求

 大阪弁護士会所属の弁護士が裁判員裁判で証拠提出された取り調べの録画映像をNHKに提供したのは、刑事訴訟法が禁じる証拠の目的外利用に当たるとして、大阪地検が弁護士会に懲戒請求したことが30日、検察関係者などへの取材で分かった。請求は23日付。

 検察関係者などによると、弁護士は傷害致死罪で起訴された男性の弁護を担当。大阪地裁は2011年7月、取り調べ時の様子を録画したDVDの内容を理由に、検察官が作成した調書の信用性を否定し、男性に無罪を言い渡した。

 NHK大阪放送局は4月5日、関西地方で放送された情報番組「かんさい熱視線」で、捜査機関の取り調べをテーマとして取り上げた際、番組内で、弁護士から提供を受けた男性の取り調べ状況を録画した映像の一部を放映した。

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