驚きの“馬券予想ソフト”の全容も!

 競馬の払戻金を申告せず5億7千万円を脱税したとして、所得税法違反(単純無申告)の罪に問われた大阪市の元会社員の男性(39)に対する判決が23日、大阪地裁(西田真基裁判長)であり、「営利を目的とし継続的に馬券を購入した場合は、外れ馬券の購入費も必要経費になる」との判断を示した上で、脱税額を5200万円に減額して懲役2月、執行猶予2年(求刑懲役1年)を言い渡した。

 判決の中では、元会社員が作り上げた“馬券購入ソフト”の全容も明らかになった。

 「馬王」という予想ソフトに、元会社員が、さまざまな手を加えていった。最重視したのが的中率ではなく、回収率だ。過去10年のデータを抽出した上で、回収率を上げるためのファクターを分析し、最終的には40のファクターを採用。これをもとに独自の計算式をあみ出し、結果的には回収率100%超のシステムを確立した。

 新馬戦と障害レースを除いて、計算式をもとに全レースをA‐PATで自動購入。元手の100万円は消滅することなく、持ち金は膨らんでいったが、収支が芳(かんば)しくない時や年末年始の時間がある時には、データの洗い直し作業などを行っていたという。

 ただし、担当弁護士によると「かなり高度にカスタマイズしているので、だれでも勝てるというわけではないようです」とのこと。一般人には夢の世界か…。

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