人気５人組、Ａ．Ｂ．Ｃ‐Ｚが２９日、東京・代々木競技場第一体育館で、初の単独コンサートツアー「Ｔｗｉｎｋｌｅ×２　Ｓｔａｒ　Ｔｏｕｒ」の東京公演最終日を迎え、１０月に東京・日生劇場で座長として新作ミュージカルを開催することを発表した。

　「１０月に日生劇場で完全オリジナルミュージカルをやります！！」‐。ライブ中盤、河合郁人（２５）が叫んだ。昨年の同劇場での舞台「少年たち～Ｊａｉｌ　ｉｎ　ｔｈｅ　Ｓｋｙ～」以来、約１年ぶりの座長公演の報告に、ファン１万３０００人は大歓声を上げた。新作はＡ．Ｂ．Ｃ‐Ｚのメンバーが脚本を初めて担当。所属事務所のジャニー喜多川社長（８１）によると、フィクションを交えながらメンバーの過去から未来までの人生を描き、５人は本人役で出演するという。

　ライブでは得意のアクロバットで魅せた。少年時代、体操で五輪金メダルを夢みていた塚田僚一（２６）が、ステージ中央に用意された花道でバク転を連続２１回披露、自己新記録を樹立した。さらに、５人で高さ７メートルの巨大回転ブランコに挑戦するなど、エネルギッシュなステージでファンを圧倒した。