中村勘三郎 今度は肺の疾患

 食道がんで療養中の歌舞伎俳優・中村勘三郎(57)が、新たに肺の疾患を治療中であることが13日、分かった。

 発表した所属事務所によると、疾患はがんの転移ではないという。勘三郎は治療に専念するため、来年2月に福岡・博多座で行われる『中村勘九郎襲名披露興行』には出演せず、来年4月に開場される東京・歌舞伎座での復帰を目指す。

 復帰は来春までお預けとなった。6月に初期の食道がんであることを発表した勘三郎は、7月末に摘出手術を行い、無事に成功。その後も順調に回復し、復帰も近づいたかと思われたが、今度は肺の疾患に見舞われた。事務所によると、幸いにも重症ではないといい、関係者は「(がんの)転移ではありません」と説明。現在は入院しているというが、退院時期に関しては「あわてる必要はない。来春の歌舞伎座開場(での復帰)を目指すということ」と話した。

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