コロッケ悲し 桑名さんから教わった
桑名さんのモノマネをレパートリーに持ち、30年来の親交があったタレントのコロッケ(52)は、福岡・博多座の公演の合間に、長女からのメールでふ報に接し「正直つらいけど、最後まで病と闘った姿に『お前も頑張るだけ頑張れ』とメッセージをもらった気がする」と故人をしのんだ。
同じカーリーヘアにするほど、あこがれの存在だった。デビューして間もないころ、知人の紹介で桑名さんの自宅で初対面。モノマネを披露すると、手をたたいて笑ってくれた。その後も交際が続き、昨年暮れに大阪の焼鳥屋で食事したときが、元気な桑名さんと会った最後となった。
桑名さんが倒れたときは名古屋での舞台公演中。翌日には大阪に駆けつけ、病室に見舞った。「顔色もいいし、今すぐ起きあがりそうな感じだったのに…」と声を詰まらせた。
「人のために生きる、人間の本来のあるべき姿」を教わった。1995年に発生した阪神・淡路大震災では、桑名さんはチャリティー活動に励み、「笑いを求めてるんや。力を貸してくれ」と声をかけられ行動をともにした。
コロッケは「ずっと人のために動いてきた方だから、ゆっくり休んで下さい」と沈んだ声ながら、最後の最後まで生きざまを体で表現した桑名さんに呼びかけた。
