パンダ誕生、上野動物園で24年ぶり

 東京・上野動物園は5日、飼育するジャイアントパンダの雌シンシン(7)が赤ちゃん1頭を出産したと発表した。性別は不明。上野動物園でのパンダ誕生は1988年以来24年ぶり4例目で、自然交配では初めて。

 出産したのは5日午後0時27分。産室に設置したカメラの映像や音声で赤ちゃんが鳴き声をあげるのを確認。シンシンは胸に抱き上げ授乳した。赤ちゃんはピンク色で毛は生えておらず「人間の手に乗るぐらいの大きさ」という。

 昨年2月に中国から来日したシンシンは、今年3月下旬に雄のリーリーと交尾。6月上旬から妊娠の兆しがみえたため、同園は公開を中止し、準備していた。

 女優で日本パンダ保護協会名誉会長の黒柳徹子(78)=顔写真=は都内で会見し、「でかした!!(中国から)来てすぐに生んだっていうのはすごい。憂うつなニュースが多い中でね。面白い子に育って欲しい」と大興奮。幼少時にパンダのぬいぐるみをプレゼントされ“パンダ愛”に目覚めた徹子は「70年は研究してます。『自分の結婚を心配しろ』と言われてましたが、研究したかいがありました」と感慨深げだった。

 上野動物園では72年に初来日したカンカンとランラン以降、11頭のパンダを飼育。80年来日のホアンホアンが3頭出産したが、いずれも人工授精。和歌山のアドベンチャーワールドでは自然交配による繁殖に成功している。

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス