NMB小谷“ヤンキーキャラ”で本戦へ

 アイドルグループ・NMB48が30日、大阪市のNMB48劇場で、AKB48の29枚目シングルの選抜メンバーをじゃんけんで決める「第3回じゃんけん大会」(9月18日、日本武道館)の出場枠6人をかけた予備戦を行った。61人が壮絶バトルを繰り広げ、ヘタレの殻を破り“ヤンキーキャラ”にふんして大暴れした小谷里歩(17)のほか、肥川彩愛(17)、山岸奈津美(17)、篠原栞那(14)、川上礼奈(16)、高野祐衣(18)の6人が本戦出場を決めた。

 運を天に任せたじゃんけん勝負に、アイドルたちの歓喜、悲鳴が入り交じる中、ひとりだけ異空間のメンバーがいた。

 今年3月のお化け屋敷ロケで腰を抜かして立てなくなったヘタレキャラ・小谷が、黒Tシャツに穴あきジーンズ、ロングブーツの“ヤンキールック”で登場。何かに取りつかれたように「あの方が教えてくれる」と天井に向かってブツブツつぶやく“危ないキャラ”となって本戦切符を勝ち取った。

 予備戦は、先に研究生31人から久代梨奈(13)が勝ち抜け、ここにチームN、チームMの計30人が加わるトーナメント方式。キャプテン・山本彩(18)は初戦敗退、奮闘した研究生・久代も準決勝敗退したが、小谷は流れを引き込むかのように、他ブロックの対戦中にも「早くして」とヤジを飛ばし、「運気をためる」と右手は常に後ポケットに突っ込んだまま。対戦前に相手と握手すると、その手をふいて挑発した。

 決勝では福本愛菜(19)を、サイドスローで差し出したチョキで制すると壇上の勝敗表に抱きつき、そのまま「あしたのジョー」のように座り込んだ。

 “サプライズ”として8月8日発売の5枚目シングルのカップリング曲を歌う新ユニット「難波鉄砲隊其之壱」のセンターに小谷起用が発表されたにもかかわらず、無関心。すでに「あの方と共に(武道館に)いきます」と狙いをAKB本体のセンターに見据えていた。

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