トライ・マイ・ベストで“聖地”へ

 先週は、所属先・サマンサタバサ主催のトーナメントでした。私が高校を卒業してすぐにウエア契約をしていただいた、サマンサさんの大会。しかも今年は「所属」という契約に変わりました。社長をはじめ、多くの社員の方、たくさんのギャラリーのみなさんから熱い応援をいただきました。本当にありがとうございました。

 プロアマ大会では、石田純一さんに青木功プロの米ツアーでのお話をしていただきました。何にでも前向きに挑戦することの大事さが心の中に入ってきて、充実した一日になりました。

 試合は2日目までショットの調子がもうひとつでした。最終日はショットは良くなったのに、パッティングが決まらず、スコアを伸ばせませんでした。でも、自分のできることは精いっぱいやれたし課題も見つかったので、次、また頑張りたいと思います。

 今週末、イギリスへ出発します。2週間、日本の女子ツアーの試合はありません。6月半ばの賞金ランキングによる全英リコー女子オープンの出場資格も取れなかったので「六甲のアカデミーで練習だな」と考えていました。そんなところに、全英女子の最終予選(29日、キングズバーンズ・ゴルフリンクス)のことが確認できました。

 私は高校3年の時(2010年)にアマチュアの大会で、2011年の男子の全英オープンの会場となったロイヤル・セントジョージスGCでの試合に出ました。スコアは80台後半という散々な数字でしたが、コースのあるサンドウイッチという小さな街が“シルバニア・ファミリー”のように見えて、大好きになったことを覚えています。

 それはともかく、今回の最終予選を通れば、あのセントアンドルーズの“聖地”と呼ばれるオールドコースで行われる本大会に出られるのです。高校3年の時から、自分がどのくらい成長しているのか試してみたい。憧れの“聖地”でプレーしたい…。そんな願いを胸に「トライ・マイ・ベスト!!」を実行してこようと思っています。

 堀奈津佳(ほり・なつか)1992年7月6日、徳島市出身。10歳でゴルフを始め、中学2年から江連忠ゴルフアカデミーで腕を磨く。2011年にプロテスト合格。今年はQT35位の資格で開幕から出場し、4戦目のアクサレディースでツアー初優勝。159センチ、50キロ。血液型A。切れ味鋭いアイアンショットとパッティングが武器。サマンサタバサ所属。

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