【14】目指すは18年全米シニア女子OP

 「藤井かすみのよもやま話・第14回(最終回)=生涯スポーツのゴルフ」

 ゴルフは「生涯スポーツ」と言われるように何歳になっても上達できます。シニアや女性の方は体力面で不安があるかもしれませんけど、上達を目指す以上は、やはりそれなりのトレーニングは必要になってきます。

 ただ、トレーニングといっても、そんなに大げさなことじゃなく、たとえば腕立て5回、腹筋10回でもいいのです。ちょっとでいいから毎日決めたことを継続してやることが大切です。できるようになったら、少しずつ回数を増やしていけばいいと思います。

 ウオーキングも悪くはないですが、歩いていても筋力はつかないので、それよりは階段を上った方がいいです。1時間歩くなら階段100段上った方がはるかにいいし、スクワットを50回ぐらいするのもいいでしょうね。

 そうやって体を動かすことが日々の活力にもつながります。筋力がつけば基礎体温が上がって免疫力が高まります。そうなると病気も減って健康な毎日を送ることができるし、長生きできます。

 太陽の光も浴びた方がいいです。日光に当たらないとビタミンDが不足してボケも早くなりますよ。日焼けが気になるようなら日焼け止めを塗ればいいだけです。そういう面から見ても、ゴルフは健康を維持する上で本当に素晴らしいスポーツだと感じます。

 私がそんなゴルフに出合ってすでに25年になります。ここ数年は試合から離れていましたが、“充電期間”も終了。最近はいろんな目標が出てきました。昨年3月から兵庫県三木市の「マスターズゴルフガーデン三木」にお世話になり、レッスンをしています。人に教えることがこんなに楽しいものだと思っていなかったので毎日、充実しています。トレーニングや体のことももっと勉強していきたいと思っています。

 もちろん、現役を辞めたわけではないので試合にも出ます。今の一番大きな目標は2018年に第1回大会が開催される「全米シニア女子オープン」です。その時、私もちょうど出場資格が得られる50歳。今はまだ「優勝」なんて目標は口にできませんが、3年後にはそう言えるくらいに、しっかり練習していくつもりです。皆さんも一緒にゴルフ頑張っていきましょう。=おわり=

 ◆藤井かすみ(ふじい・かすみ) 1967年11月30日、山口県岩国市出身。広島・安田女子高時代からソフトボール選手としてならし、東京女子体育短大時代は全日本大学選手権で優勝し、日本代表にも選出。23歳からゴルフを始め、95年にプロテスト合格。01年ベルーナレディースで初優勝を飾り、ツアー通算10勝をマーク。師匠は岡本綾子。夫は競輪選手の高橋健太。現在は兵庫・マスターズゴルフアカデミーでジュニアらを指導。162センチ、64キロ。

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