孔明、腸炎回復“絶好腸”で開ウン3位

 「カシオ・ワールドオープン・第2日」(28日、Kochi黒潮CC=パー72)

 13位から出た賞金ランクトップの小田孔明(36)=フリー=は1イーグル、4バーディー、1ボギーの67で回り通算8アンダーで首位と2打差の3位に浮上した。08、09年と連覇した好相性の今大会で優勝し、初の賞金王を決める気満々だ。コースレコードタイ64で回った片山晋呉(41)=フリー=が通算10アンダーで単独首位。石川遼(23)=CASIO=は通算5アンダーで21位後退。賞金ランク2位の藤田寛之(45)=葛城GC=は60位で辛くも予選通過した。

 腸が治れば、ウンも出る。前半4番、小田孔はグリーンカラーから残り15メートルの第3打をSWでラインに乗せ、チップインバーディー。後半10番パー5では、残り29ヤードの第3打をAWで打つと、カップに吸い込まれチップインイーグルを奪った。

 「チップインが2回もあってラッキーだった。(同組の2人からは)『グリーンに乗らない方がいいじゃないですか』と言われたよ」と豪快に笑った。

 先週大会の最終日に腹痛で病院に直行。賞金王レースのストレスからか「腸炎」と診断された。今週は雑炊しか食べられず「お腹がすいた」と繰り返していたが前夜に、ようやくGOサイン。焼き肉店で「牛タン、サラダ、スープのおじや」を心ゆくまで味わった。

 「なるべく油がないお肉を食べたけど、お腹がビックリしたんでしょうね」。この日朝は4回、トイレに駆け込んだ。「出し切った」と完全回復でまさに“絶好腸”。67の好スコアで首位と2打差の3位に一気に浮上した。

 賞金ランク2位の藤田は60位。優勝し藤田が2位タイ以下なら最終戦を待たず、悲願の賞金王は決定する。「あしたから優勝を目指していきたい。あした首位に躍り出て、逃げ切る。人のことはいい。優勝してしまえば終わりと思っている」。08、09年と連覇し「大好き」という大会。舞台もお腹も祝宴の準備は整ってきた。

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