光里V逸2位 自己最高位に手応えも
「ニチレイ・レディース・最終日」(22日、柚ヶ浦CC=パー72)
2位から出たルーキーの藤田光里(19)=レオパレス21=は70で回ったが、通算8アンダーで4打差の2位に終わり、初優勝はならなかった。申ジエ(26)=韓国=が通算12アンダーで今季初優勝。米ツアーの一員として勝った2010年のミズノ・クラシックを含め日本で通算6勝目。藤田光とともに葭葉(よしば)ルミ(21)=富士住建=が2位に入った。
2位からスタートした藤田光は惜しいところでツアー初優勝を逃した。痛恨はパー4の12番でたたいたダブルボギー。「一番悔しい」と振り返った。
第1打を左に曲げ、グリーンに乗せるまでに3打。さらに8メートルの距離を3パットしてしまった。10番で四つ目のバーディーを奪って逃げる申ジエに追いついていただけに、悔やみきれないホールとなった。
昨夏のプロテストに合格した新人。12月の最終予選会でトップになり、今季の出場資格をつかんだ。最終日最終組はこれが3度目だが、過去2度はオーバーパーで順位を下げた。「最終組でも緊張しなかった。アンダーパーで回れたし、これで自分も戦えると思った」と手応えも残った。2位は自己最高。期待の新鋭が貴重な経験を積んだ。